桜前線などとっくに過ぎたこのゴールデンウィークに、なぜか桜の話です。恐縮です。

サト研のお花見を舞鶴公園でやる。しかも夜に。ってことで張り切って行ってきたのが4/3。そう、夜桜ってやつを撮ろうと思い、張り切ってカメラを持っていった訳です。
会場の舞鶴公園に着いたのは夕暮れどき。遠くに見える福岡タワーを撮ったりして、この頃はまだまだ余裕があったのだが...。

あっという間に真っ暗ですよ。
福岡のwebな皆さんとついついワイワイやってしまい、完全に撮影のことを忘れてました。
で、いそいそと撮りに行った桜がコレ↓

強烈にライトアップされた桜が低い位置にあったおかげでなんとか一枚は確保したものの、他に撮った数十枚は...ああ無情。
レンズをのぞいたときは綺麗な桜も、撮影したものを見ると、薄暗いわ、ピンぼけしてるわで見れたものじゃない。夜の撮影の難しさを、ただただ思い知る結果に終わりました。
少し前に富士フィルムのCMで言ってた「カメラは人間の眼にはかなわない」という言葉、改めて納得です。
あ、肝心の花見ですが、web業界の方々が50人以上も集まったにも関わらず、話してたのはweb以外のことがほとんど、というなんともサト研らしい花見でした。
(つまり、楽しかったということです。)
最後に、場所取りから買い出し・会計・後片付けまで何かとご尽力いただいた幹事のみなさま、どうもありがとうございました!
(サト研お花見2010の詳しいレポートは下記のリンク先でどうぞ)
「ブログを書くまでが勉強会」ってことで、今月のはじめに行った『デッサン勉強会』についてまとめ。

大の大人が密室にこもり、みっちり5時間デッサン三昧。みんな真剣そのもので、集中力が続く続く! 仕事のときもこのくらい...(以下自粛)。ちなみに、上の写真は2時間半かけて描いたもの。右にあるのはお皿ではなくガムテープです...。

このリンゴが、たぶん人生初デッサンだったんだけど、出来映えはまあこんなものかと。以下、ためになったポイント・気付きを箇条書きしておきます。
デッサンのポイントまとめ
と、まあざっとこのくらいでしょうか。こうやって見ると「デッサン」と「デザイン」って共通することが多いなあ。と思ったらWikipediaにこんなことが書いてあった。
デザインの語源はデッサン(dessin)と同じく、"計画を記号に表す"という意味のラテン語designareである。つまりデザインとは、ある問題を解決するために思考・概念の組み立てを行い、それを様々な媒体に応じて表現することと解される。
うーん、深い。
最後に。経験豊富なみなさまのおかげで、勉強しながら楽しくデッサンできました。企画してくださった@Yaiveさん他、参加したみなさん、ありがとうございました。第2回があれば、また是非参加したいと思います。
(おまけ)
スケッチブックの前をめくっていくと、こんなのがありました。
うちの奥様、上手だったんですね。

「ナガオカケンメイの考え」(通称:白ケンメイ)を読んで以来、ちょこちょこチェックしてるナガオカケンメイの話が聞けるってことで、九州大学の箱崎千年会議というイベントに行ってきた。

久しぶりに訪れた九大は、かつてのにぎわいが嘘のように閑散としてて、なんだかセンチメンタルな気分に。
空っぽになりつつある九大、そして箱崎地区のことを思いながら、『ロングライフデザイン』を考える、というのが今回のナガオカさんの話のテーマ。ということで、話を聞いて気になった言葉なんかをまとめておく。
ハンバーグの中にニンジンを混ぜて食べさせる、という考え方
先月創刊したばかりの「d design travel」という雑誌の話。
『デザインを感じる旅をしよう』をテーマにして作った、この「d design travel」。実は以前の失敗を踏まえて作りかえたもの。
前身となる雑誌「d long life design」は、僕も実際読んだことがあって、デザインに関する読み物が充実していて、とてもいい雑誌だった。
コンセプトは『いいデザインを考えて生活しよう』。しかし、残念ながら売れなかった。結局、休刊することになったんだけど、そこで諦めないのがナガオカさんのすごいところ。
まず、売れなかった原因を考えた。
ふつうの人は生活しながらデザインのことなんて考えない。だから、みんなが好きな「旅行」をテーマにしよう。そして、その旅行先でデザインに触れてもらう提案をしよう。
これが冒頭の「ハンバーグの中にニンジンを混ぜて食べさせる」という考え方。「ニンジンの嫌いな子供に、ニンジンを無理に食べさせる」のではなく、食べてもらえるような方法を考え実践する。
世間を批判するのでもなく、自分の考えを曲げるのでもなく、その伝え方を工夫していくナガオカさんのスタンス。グチりそうになったとき、時々思い出そうと思います。
いいデザインの10箇条
ナガオカさんの考える、いいデザインの10箇条をまずは箇条書きに。
- 修理
修理をして使い続けられる体制や方法があること- 価格
作り手の継続していく経済状態を生み続ける適正な価格であること- 販売
売り場に作り手の思いを伝える強い意志があること- 作る
作り手に「ものづくり」への愛があること- 機能
使いやすいこと。機能的であること- 安全
危険な要素がないこと。安全であること- 環境
いつの時代の環境にも配慮があること- 計画生産
あくまで計画された生産数であること。予測ができていること- 使い手
使う側が、その商品にまつわる商品以外に関係が継続する仕組みがあること- デザイン
美しいこと
いいデザインの10個目にやっと「美しいこと」という要素が出てくるっていうのもナガオカさんらしくて好きなんだけど、最近まちづくりに興味がある僕にとっては、これを「いい街の10箇条」にそのまま書き換えられることが一番の驚きだった。
最後にその置換えをして締めます。
いい街の10箇条
- 修復
修復して使い続けられる体制や方法があること- 物価
住民が住み続けるのに適正な物価であること- PR
行政や住民に街の良さを伝える強い意志があること- 作る
行政に「まちづくり」への愛があること- 機能
住みやすいこと。機能的であること- 安全
危険な要素がないこと。安全であること- 環境
いつの時代の環境にも配慮があること- 計画整備
あくまで計画された整備(建設・人口)であること。予測ができていること- 住み手
住む側が、その住まい以外に関係が継続する仕組みがあること- デザイン
美しいこと
福岡はこのうち何個を満たしているか、徐々に考えて行こうかな。
あ、そうそうナガオカさんは、来年2010年2月に放送される「ようこそ先輩」に出演予定だとか。高校生にデザインを教える課外授業をしてきたそうなので、忘れずにチェックしようと思います。
サイト運営・管理研究会(仮)、通称「サト研」に参加してきました。
以前から気にはなってたんだけど、なかなか足を運べず、10回目にしてようやくデビューです。

会場のAIP cafeには初めていったんだけど、繁華街にひっそりと建つ隠れ家的な感覚がかなり気に入りました。薬院の「あづまビル」もそうだけど、古いがゆえに魅力を増している空間。短所を長所に変えるというか、価値の転換というか、なにかと刺激を受ける建物です。
そんなこんなで、サト研Vol.10本編の話も少し。
Web上で同時編集可能なドローツール「Cacoo(カクー)」がまもなくリリース
ヌーラボのはしもとさんから発表のあった「Cacoo」、これがかなり便利そう。早速クローズドベータに申しこんだから、今度ワイヤーフレーム書くときがあったら使ってみようかと画策中。
もし画像もペタペタ貼り付け可能なら、Webサイトの校正指示にも威力を発揮しそうな予感。FAXで指示出しする時代に終焉が来るか?!
企業サイトに特化した福岡産まれのCMS「BaserCMS」、完成間近
キャッチアップのエガシラさんからは、開発中のCMS「BaserCMS」についての紹介。新着情報やお問い合わせフォームなど、企業サイトで最低限必要なものをCMSとして実装したのが、BaserCMS。
僕みたいな、しょぼくれWebデザイナーなら、「そうそう、こんなCMSを待ってたんだ!」と言ってしまうこと間違いなし。中小規模の企業サイト構築の救世主になる予感です。リリースが楽しみ!
詳しいレポートは、この辺とか、この辺とか、この辺でまとめられているので、そちらをご覧ください。
全体的な印象としては、なごやかなムードと、ゆったりとした進行で、とても居心地のいい時間が過ごせました。Webの知識が増えるのはもちろん、参加者のみなさんから刺激をもらえるのが一番うれしかったかな。サト研運営の皆様に感謝です。
あ、最後に僕のとりとめのないカメラ話に付き合ってくださった君色少年さん、ありがとうございました。これが苦悩を生み出す単焦点レンズです。

(参考サイト)
FWW_サイト運営・管理研究会(仮)
福岡の街並みを歩いて巡る「福岡景観よかとこガイドツアー」なるものに参加してみた。

このイベント、先月の市政だよりで紹介されていて、軽い気持ちで申し込んだのだが、参加してみてビックリ。ほぼ半日かけて、天神・百道・博多という3エリアの街並みを巡るという、盛りだくさんの内容。
まあ、そんな訳でいろんなとこに行きました。その中でも印象深かった場所をピックアップしてご紹介。

まずは、天神の昭和通り沿いにたたずむ「赤煉瓦文化館」。なんかレンガ造りの古い建物があるなあ、という感じで今まで見てたけど、この建物、東京駅の設計で知られる「辰野金吾(たつのきんご)」の作らしい。
そう聞くと、なんだか重厚で荘厳な感じがするから面白い。しかもこの辰野氏は佐賀の唐津出身で、田舎ものなところが僕の心に◎。

お次は福岡の真ん中に居座る「福岡市役所」。これまた著名な菊竹清訓(きくたけきよのり)の作。
菊竹氏が久留米出身という情報はまあさておき、菊竹さんの弟の彫刻作品がアクロス正面にディスプレイされてるというのが、因果関係も含めなんとも面白いところ。くだんの彫刻は撮影失念・・・ああ。

で、天神エリアの最後は「福岡銀行本店」。何度も前を通ってるけど、通りかかるそのたびに見とれてしまう存在感はさすがの一言。
数年前の東京都知事選に出馬して名が広まった黒川紀章の設計だけど、中庭というか、 広場というか、敷地内に広がる大空間が見ているだけで気持ちよい。
ガイドの先生いわく、これは私的な空間・公的な空間のどちらでもない「中間領域」と呼ばれているらしく、日本古来の縁側などにも通じる考え方なんだと。
ここで黒川紀章本人の言葉を引用してみる。
もし容積率が決まっているのなら、それをフルに使い、それ以上建てられない部分はくり抜いたらいいのではないか、そう考えてつくった「福岡銀行本店」(1975年)です。
「くりぬく」という大胆な発想、それ自体がすごいのはもちろんだけど、それに意味を付けていく作業というか、肉付けしていく力。そんなものを、これから身に付けたいと思った「よかとこガイドツアー」でした。
あ、百道のことも博多のことも書いてないけど、綺麗にまとまったようなので、今回はここで終了。余力があれば第2回レポ書きます・・・
